ブログ

「嗅覚障害・嗅覚異常症について」

当クリニックは、嗅覚に関するお悩みを解決するお手伝いをさせていただいております。

「嗅覚障害」とは、匂いに鈍感になるだけでなく、ガス漏れや化学薬品の臭いに気づかず、危険な状況に陥ることもございます。一方で、「異臭症」とは時折、存在しない匂いを感じ、状況判断に影響を及ぼすことがあります。

嗅覚の障害は、以下の原因によって引き起こされます

1. アレルギー反応：粘膜浮腫により鼻の通気性が低下し、嗅覚低下が生じます。
2. 鼻のポリープ：嗅覚の感知を物理的に妨げます。
3. 怪我や外傷：頭部や鼻の傷が嗅覚低下を引き起こすことがあります。
4. 神経障害：嗅覚を制御する神経や脳の障害が嗅覚低下をもたらします。
5. 慢性炎症：細菌やウイルス感染により鼻の粘膜が炎症を起こし、臭いを感じにくくします。　

特に新型コロナウイルス（COVID-19）感染者の多くが、嗅覚や味覚の喪失、あるいは低下を経験することが知られています。これは、ウイルスが鼻腔や喉に感染し、嗅覚と味覚を制御する細胞に影響を及ぼすためです。ウイルスの影響により、正常な嗅覚や味覚が一時的に低下するか失われることがあり、これが「嗅覚障害」や「味覚障害」として表れることがあります。

当クリニックでは、以下の検査を行っております。

1. 血液検査：ホルモンの分泌や臓器機能の分析を行います。
2. 嗅覚テスト：嗅覚の低下の程度を評価いたします。
3. その他の神経反射検査などを通じて異常を評価いたします。
4. 必要に応じて、内視鏡検査や画像検査へのご紹介も行います。
   
   
6. 治療方法としては、以下のアプローチを取っております。

嗅覚リハビリテーション：特定の香りを嗅ぐ訓練を通じて回復を促進します。

薬物療法：漢方薬、抗アレルギー薬、神経修復薬、抗炎症薬などを使用して嗅覚の回復を支援します。

1. 鍼灸療法：鍼刺激により神経感覚の回復を図ります。
2. 必要に応じて外科手術のご紹介も行っております。

嗅覚に関するお悩みがございましたら、どうぞ当クリニックにご相談ください。特に嗅覚障害はCOVID-19の早期症状の一つとされており、感染を疑った場合は迅速な検査と早期の治療介入が早い回復に繋がります。皆様の健康と安全のために、私たちはここにお手伝いさせていただきます。